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建設業の見える化とは?必要な理由や進める方法を解説!
建設業における見える化について、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。見える化を進めることで、情報・ノウハウの共有や業務効率化を実現できるといわれています。
今回は、建設業の見える化について詳しく解説したうえで、建設業で見える化が必要な理由と、見える化を進める方法をご紹介します。
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見える化とは、隠されていた情報や数値などを見える状態にすることです。まずは、建設業の見える化がどういう状態を指すのか、3つの項目で見ていきましょう。
進捗状況の見える化
業務の進捗状況を見える化することで、工事関係者間でのスムーズな共有が可能となり、トラブル発生の防止につながります。特に建設業は、台風や積雪といった天候状況に左右されやすく、場合によっては工事が進められないため、当初の計画通り進めるには進捗状況の管理が不可欠です。
安全性の見える化
建設業では高所作業や重機を使った作業も少なくないため、安全性の見える化も重要となります。具体的には、段差・安全通路の色分け、危険なスペースに対する警告表示などが有効です。
情報の見える化
建設現場では、人やモノ、建設機械などさまざまな情報を適切に管理して、効率的に業務を進めることが大切です。具体例を挙げると、情報の一元管理が可能となるようなシステムを導入することで、見える化を実現できるでしょう。
建設業で見える化が必要な理由
続いて、建設業で見える化が必要な理由について詳しく解説します。
情報・ノウハウを共有するため
見える化によって情報・ノウハウの共有が可能になれば、全員が同じ認識を持って業務を進められるため、後戻り工程の発生を防ぐ効果などが見込まれます。特に注意しなければならないのは、情報・ノウハウが共有できていないことで、属人化が発生することです。
業務が属人的になると、特定の担当者のみが担当することでブラックボックス化を招き、自社のノウハウを蓄積できません。しかし、業務の見える化を実現できれば、熟練作業者から若手人材への業務の引き継ぎも容易になり、人材育成としてのメリットも期待できます。
業務効率の向上が求められているため
建設業では、2024年4月より時間外労働の上限規制が適用されることを受け、従来の業務の仕方から脱却することが求められています。限られた人材でスケジュール通りに工事を進めるためには、業務効率の向上を図ることが必須です。
そのため、建設業における進捗状況や情報の見える化は、すぐに実現すべき重要な取り組みといえるでしょう。
建設業で見える化を進める方法
建設業で見える化を進める具体的な方法として、ITツールの活用が挙げられます。例えば、案件発生から工事完成までに生じる「受注原価管理」や「請求支払管理」などの基幹業務を一元管理できるシステムを導入すれば、リアルタイムで進捗状況や情報を管理できます。また、業務の属人化の解消につながり、自社の経営基盤を強固にする効果も期待できるでしょう。
見える化を実現するITツールを選ぶうえでポイントとなるのは、ツールを導入する目的や、解決したい課題をあらかじめ明確にしておくことです。なお、実際に担当者が使いこなせないと導入効果が薄れるため、サポート体制が充実しているITツールを選定するのもポイントといえます。
まとめ
建設業では、自社の情報・ノウハウを共有して属人化を防ぐことを目的に、業務の見える化を進める必要性が高まっています。また、いわゆる「2024年問題」に対応するためにも、見える化に取り組んで業務効率を向上させることは重要です。
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