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SDGsに取り組もう! ―建設業界と親和性の高い項目と事例―(2)

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前回に引き続き、建設業界と親和性の高いSDGsの項目と事例をご紹介します。17すべての目標の積極的に取り組み、複数にまたがる形で目標を掲げる建設会社も少なくありません。大手ゼネコンのほか、地域の中にSDGsに関わる課題を発見した建設会社の事例もご紹介します。

1.「11住み続けられるまちづくりを」を建設業界で実現する

目標11は、ずっと安全に暮らすことができ、災害にも強いまちをつくろうとするものです。2030年までに都市部の人口は50億人超と見込まれており、住宅不足やインフラの劣化、大気汚染の悪化など、都市化がもたらす課題が深刻になることが予想されることから掲げられました。

宮崎県宮崎市のアイ・ホームは、まちづくりは家づくりからという観点から、耐震性、耐風性といった自然災害に強い家づくりを目指し、住宅設計性能表示と住宅建設性能評価制度を全棟で実施しています。家をシロアリや腐朽から守るターミダンシート工法、床下から天井裏までの温度や湿度をコントロールする全館空調システムを採用しました。また、災害に備えて九州山口匠の会などとの地域連携による災害時互助組織を結成しています。

ZEHビルダーに登録した福岡県の健康住宅は、高性能住宅の建設を通して持続可能な安心のまちづくりを推進しています。また、福岡県福津市などでエコタウン開発を展開し「健康住宅タウン」としてオーナー同士のつながりを強化するとともに、まちの資産価値の向上を図っているのです。

2.「13気候変動に具体的な対策を」を建設業界で実現する

目標13は、気候変動から地球を守るために具体的な対策をとることを呼び掛けています。貧困、飢餓撲滅、男女平等などの他の目標を達成するためには、安定した地球環境づくりが欠かせないからです。

山口県下関市の株式会社安成工務店は、温暖化が社会問題となる前からOMソーラー、セルロースファイバー断熱材の吹き込み工法などを導入し「省エネ・省Co2」達成に動き出しています。全棟で使われている断熱材は、新聞紙をリサイクルした「セルロースファイバー」と呼ばれる素材で、生産段階で使用するエネルギーが低いのが特徴です。またZEH(ネット·ゼロ・エネルギー・ハウス)への標準対応も積極的に推進しています。

東京都の株式会社建設環境研究所は、近年頻発し、激甚化する大規模水災害へ的確に対応するため、複数の河川において国・地方公共団体・住民が連携する防災行動計画を作成。計画の実効性を高めるため、危機管理演習を企画運営しました。平常時は地域の多目的広場として利用でき、災害発生時には救助活動の拠点となる河川防災ステーションの整備計画も作っているのです。

3.その他の目標を建設業界で実現する

「4質の高い教育をみんなに」
株式会社熊谷組は、海外で小中学校の建設を進める「KUMAGAI STAR PROJECT」を、NPO法人のBAJと協働して行っています。ミャンマーで学校を建設し、子供の教育を通しての国際貢献を実現しました。民間企業が自社の活動する現地で調査し、学校建設に取り組んだ事例はミャンマーで初めての快挙となったのです。

「5ジェンダー平等を実現しよう」
物流業務の効率化と快適な労働環境を実現しようと、株式会社大和ハウス工業が建設していた次世代のマルチテナント型の大規模物流施設群「DPL流山」が2020年10月末に完成しました。従業員が仕事と子育てを両立できるように保育施設を充実させ、免震システムや非常用自家発電機を導入して、安全に暮らせることを意識した物流センターとなっています。

「12つくる責任つかう責任」
北海道北斗市の福地建装は、建築物の長寿命化は有限な資源の浪費を抑制し、効率的な利用を促すとして、長寿命建築を推進しています。持続可能なサプライチェーン構築しながら、持続可能なライフスタイルの提案を行っているのです。また、違法に伐採したい木材を使わないよう徹底し、作り手としての責任を果たすため、過剰な伐採をしないよう持続可能な森林保全に力を注いでいます。

「15陸の豊かさも守ろう」
東京都東村山市の相羽建設株式会社は、国産材を使って住宅を建てることにより林業の活性化、間伐・植林を行うことによる森林の保護、さらには国土を守る活動へつなげていく取り組みを実施しています。また、和紙や土壁といった自然素材を積極的に使っているのが特徴です。「森林バス見楽会」として、これから家づくりをする人などを対象に、構造材を実際に見て触って学んでもらう体験ツアーを開催しています。

「17パートナーシップで目標を達成しよう」
岐阜県岐阜市のひだまりホームをはじめとする岐阜県内の工務店12社は、岐阜県産材を使った家づくりを広めるために「ぎふの木の住まい協議会」を発足し、合同研修やイベント、共同雑誌「ぎふの木の住まい」の発行などに取り組んでいます。また「NPO法人環境共棲住宅 地球の会」は、国産材にこだわりを持つ全国の工務店が集まり、循環型社会の構築を推進し、地球環境の改善に尽力しているのです。

4.まとめ

今回はSDGsの17の目標の中でも、建設業界に親和性のある項目をピックアップし、建設会社が取り組んでいる事例をご紹介しました。SDGsの扱うテーマは幅広く多岐にわたるため、何から手を付けていいかわからない、という声も聞かれますが、身近な地域の問題を見つめ直すことにより糸口が見つかるかもしれません。ぜひできることからSDGsに取り組んでいきましょう。

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